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環境先進国デンマークの今 Denmark 2009.10

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エネルギーデザインから始まる家づくり

今回の旅ではエネルギーコンサルティング会社や設計事務所、又環境に配慮したものづくりを続けているメーカー等、たくさんの会社や工場を訪問し色々話を聞く機会に恵まれました。その中で私が特に興味を持ったことは、デンマークでは建物を建てようとする時早い段階からエネルギー計画も同時に進めるということが一般的になってきているということです。

その方法はまず一年間に例えば床面積1㎡当たり50Kw以下のエネルギー消費量の家を建てるということを決めます。(この数値はデンマークで2010年から義務付けられる省エネルギークラス1)そしてそのエネルギーをどれだけ自然エネルギーでまかなえるか足りない部分はどうするのか、又その為のイニシャルコストとランニングコストのバランスがどうか等、シュミレーションを行なった上でプランを進めていくのです。建物の配置や形状・規模などもエネルギー消費量に大きく関係し、太陽光の入り方、風の通る方向、バルコニーをつけるつけない等、あらゆることが家のそれと密接につながっているからです。断熱材やサッシの品質、暖房方法、照明計画などをどうするかはその数値により決められていきます。デンマークでは最低100年は家を持たせるよう設計されますから、その長い時間を考えると最初のこの作業はとても重要なのです。又、古い建物を改修する場合にも同じく厳しい建築基準法により断熱量などが決められている為デンマークでは一歩一歩着実にエコ住宅が広がっているのです。

又、今回出会った全ての人が口を揃えて言った言葉は、『何よりも先ず建物の断熱性・気密性を高めエネルギーを使わなくても快適で長持ちをする家をつくりましょう。』ということ。ヨゴホームズがこれまで信じて進めてきた事です。その上で必要なエネルギーをどう確保するかを考えるのが正しい順序ではないでしょうか。

又、ある設計事務所ではデンマーク初となったパッシブ高層住宅を建築中との事でその設計内容や技術的なお話を聞かせて頂き、その後工事現場や完成したモデルルームも見学させて頂きました。この住宅は外張断熱(30cm)で気密・断熱性を高め自然光や風を取り入れ、又地熱を利用した冷暖房でほとんどエネルギーを使用せず快適な住空間を実現しました。工事中でも外は10℃を下回っているというのに室内はとても温かで驚きました。この住宅では一年間に必要な冷暖房費がわずか¥15.000-/戸なのだそうです。最初にしっかり考えてつくる事で快適でありながらランニングコストでもとがとれる、それどころか将来は利益を生みその上環境にもとても良いという素晴らしい一例です。

私たちはこれらのデンマークから学んだ賢い家づくりを皆さまにお伝えしながら、デザイン的にも永く愛される家をつくり続けて行きたいと再確認した旅でした。

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