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サステナブル先進国 デンマークに学ぶ in Denmark 2017.6

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サステナブルな建築を考える

まず訪れたのはコペンハーゲン郊外にある緑豊かなロケーションに立つ美しい病院、実はこの病院1909年につくられたマスターブランに基づき今も設計が進行中です。1913年竣工の建物も大切に使われており広い敷地内には未来へつなぐ持続可能な建物が新しい技法で建てられていました。

設計者が何度も口にした言葉はバランス、環境・社会・経済のバランスはもちろんのこと、古さと新しさ、建物と庭、地域交流とプライバシー確保等・・・、説明を受けながら敷地内を案内して頂き建築中の現場も見せて頂きました。何と大きなテント(リース)の中で建築が進められていました。一見不経済な様で天候に左右されず効率が上がりトータルコストは抑えられるのだそう、ロックウールがいたる所に置かれていました。人件費を節約できる建物、地下水利用等パッシブで高品質な建物、技術が進歩しても使い続けられるフレキシブルな建物とすべき、でもここは病院ですからエコが一番の目的ではなく、患者さんたちがここが病院だということを忘れるような居心地の良い空間であることが何より大切(持続可能)なんです。その言葉が私の心の奥深いところに突き刺さりました。

デンマーク王立芸術アカデミーで1999年から教壇に立ち、持続可能な建築について教える建築家ピーター教授からカリキュラムや学生と共に取り組んでいるグローバル・プロジェクトについて興味深いお話を聞かせて頂きました。

ここでは想像力を養うことに1年、素材や家具を学び戸建住宅設計で1年、3年目は素材工場を訪ねたりプロジェクトに取組み、4年目で都市計画を学び5年で卒業制作に挑みます。国外に出かけその国の問題点をみつけ建築や都市計画で解決しようという壮大なプロジェクト、その図面や模型を見せながら学生の自由な発想に教授も嬉しそうです。家づくりはプロセス・考え方がとても大切で家を描くのではなく背景にある環境・生活・人を深く知りそれらをバランスよく合わせていく作業だというお話が大変印象的でした。

10年前にスタートしたこの持続可能コンサルティング会社はフレックスタイムを取り入れています。働く環境を良くすることが効率を上げよい仕事につながるということから大きな窓があるオフィスで電動デスクとし(法律で義務付け)、ランチテーブルや暖炉・テラスまであるから驚きです。実はそのことが会社の持続可能なカタチと言われドキッ!そして、ここでもトータルバランスが大切だと明言。頂いた本の中に持続可能な建築に必要な8項目が書かれています。その中に何と私たちが大切にしているヒュッゲをみつけ嬉しくなりました。

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