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サステナブル先進国 デンマークに学ぶ in Denmark 2017.6

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持続可能な街づくりとは

3年前にも一度訪れたCarlsberg工場跡地、今回はその再開発現場を案内して頂きました。コペンハーゲン近郊という好立地過ぎる故の工場移転、かつてのビール工場は今学校や住宅、商業施設が集まるニュータウンと化しつつあります。車を使わないで生活に必要なものが全てそろうそんな持続可能な街づくりを目指しているのだそう。完成したばかりの教員専門学校のキャンパス内、1F~6Fは教室の他図書館やカフェ、レストラン等、上層階は分譲住宅になっています。教室はオープンスタイルで教職員には個室も書棚もなくフリースペースでパソコンのみで仕事を進めるのだとか、ここで働く知人の女性は週に20時間教えながら残りは自宅で準備などの仕事をしているそうです。授業は発想力やコミュニケーション力を養うべくグループワークが主流、もちろん無料です。最上階にある3億円の高級住宅の内部も見ることができました。コペンハーゲン市内を一望でき遠くはスウェーデンまで見渡せます。屋上ガーデンを見に上がると16世紀頃の歴史的建造物や1920年代から工場で働く人々が住んでいた長屋も大切に保存されている様子が見てとれました。ここでも古き良き建物をしっかり残しながら(法律で15%は残さなければいけない)新しい建築とのバランスは必須、生きた街づくりに向けて着々と工事が進められています。

またコペンハーゲンはずれにある港地区の再開発現場ではもともとあった倉庫や大きなサイロをリノベーションし残しつつ調和を図りながら新しい街づくりが進められていました。錆びた鉄は既存のレンガ建築と美しく馴染むということでデンマークでよく取り入れられている素材、グリーンウォールや屋上スポーツ施設等も多く見うけられます。ここでは新しい建築にあのCarlsberg工場で使っていたリサイクル煉瓦も多く使われているそう。デンマークではウォーターフロントは大人気、ここだけでなく他の港地区でも集合住宅やビルが建ち続けているバブリーなコペンハーゲンです。

最後に訪れた子供の街は2011年にスタートしたコペンハーゲン市のプロジェクト、完成間近の慌ただしい現場におじゃましました。ここで0歳から15歳まで710人の子供たちが自分たちで街を運営するというユニークな取り組みです。街の中には美術館やレストラン、図書館、消防署、サッカー場、防空壕まであり、建物の屋上にはスポーツ施設を設けています。建物も大変ユニークで楽しい!もちろん大人もいますがあくまで子供たちが主役、こうして自立心や協調性、想像力、コミュニケーション力を物心つく前から自然と身につけて行くのですね。これもきっと生きていくために必要な持続可能な取り組みのひとつなのでしょう。

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